カカオマップは英語で動きます。まずそこをはっきり書いておきます。ぼかして書いている ページが多いからです。
そのうえで、本当に効いてくるのは「何ができないか」のほうで、そこが最初に開くアプリを 決めます。
4言語ではなく、2言語
App StoreのKakaoMapの対応言語表記は英語と韓国語です。別アプリのKakaoBusと KakaoMetroも同じ。どれも2言語で、それ以上はありません。
ネイバー地図は4言語です。韓国語、英語、中国語、日本語。韓国内の地図サービスで4言語に 対応しているのは同社だけだと韓国の報道は書いています。この差は小さくありません。 日本語で読みたい人にとっては、これで話が終わります。
1つではなく3つ
ネイバーは、地図も乗換も到着情報も場所ページも、1つのアプリに入れています。カカオは 仕事を分けています。
KakaoMapが地図。KakaoBusがバスと地下鉄のリアルタイム到着。KakaoMetroが 地下鉄単体。3つともカカオ製で、3つとも英語と韓国語、そして3つとも本稿執筆の週に 更新されています。放置された残骸ではありません。
面倒に聞こえるこの分割が、バス側がよく動く理由です。バスのことしかしないアプリは、 バス停で番号を待っているときに、必要な画面で開きます。読み飛ばす場所ページもなければ、 飲食店を待ち受けている検索窓もありません。
カカオの取り柄
このサイトでバスに触れるページは、最後にはたいていここへ来ます。リアルタイムの到着 情報が、ソウルのバスを「賭け」から「時刻表」に変えるからです。
ネイバーを主力にしていてもKakaoBusを残しておく理由がこれです。読みやすいアプリで ルートを決め、そのために作られたアプリで実際の車両を追う。残りは 路線バスのページにあります。標識の5桁の停留所番号、色の 意味、そしてなぜカードで乗るのか。
バスを待つのではなく地下鉄を乗り継ぐなら、アプリより 出口番号のほうが効きます。
韓国語で開いたら
設定を掘る前に、端末を見てください。
カカオの交通系アプリは、アプリ内の切り替えではなく端末の言語設定に従うと報告されて います。端末が韓国語なら、どこをタップしてもアプリは韓国語です。多くの旅行者がこれに 気づかないのは、端末がすでに英語だからです。そうでないなら、変えるべきはそちらです。
何を入れるか
まずネイバー地図。日本語で読めるのはこれだけです。
そのうえで、バスに乗る予定があるならKakaoBusを追加。ネイバーがきれいには埋めていない 穴がそこにあり、両方持っていて損はありません。
どちらもアカウントも韓国の電話番号も韓国のカードも要りません。この分野では珍しいことです。 そしてどちらを選んでも、持ってきたアプリよりは確実にましです。 グーグルマップは韓国では道案内ができません。設定では 直りません。
KakaoMap、KakaoBus、KakaoMetroの対応言語はApp Storeの表記を2026年9月14日に確認した もので、3つとも英語と韓国語、バージョンはそれぞれ6.28.4、5.10.0、1.5.2、更新は いずれも直前の1週間以内でした。ネイバー地図の4言語対応、および韓国内で4言語に対応する 唯一の地図サービスという記述は、2025年1月の韓国の報道によります。端末言語に従うという 挙動はカカオの公式文書ではなく報告に基づくものなので、保証ではなく「最初に確認する 場所」として扱ってください。